2015年2月11日(水)13:15-16:00
講演 「<身>の医療とは何か」
米国に置ける統合医療の広がりとボデイワークの果たした役割をひもとき、
日本の医療における「触れる・触れられること」の大切さについて考察する
関西大学人間健康学部教授 村川治彦氏
<研究・実践発表>
1、ゆったりセラピー実証実験の進捗状況の報告
「寄りかかりと返し」、効果効能をどう謳うべきか
2、セッション記録をどう残していくか
<学術的探求と倫理的明白さのために>
実践報告と今後の課題
会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
東京都千代田区九段北4-2-15
ゆったりセラピスト、ゆったりセラピストを目指す受講生の方
またはゆったりセラピーインストラクターを目指す受講生の方は、
できる限り、ご参加ください。
今後、協会が目指す方向性を皆で確認・模索するとともに
ゆったりと健康に生き、死んでゆく事ができるために
どのような医療を望むのか、あるいは一人一人が必要としているのか、
利用者の立場からの「医療」の問題について、考え、掘り下げます。
また医療従事者ではない立場で、医療にどのように関わっていくべきか、
また関われるのか、加えてリラクセーションの専門家としての立場としては、どうなのか、
「触れる・触れられること」はどのように医療に貢献できるのかできないのか、
ともに考えてみましょう。
医療従事者の方々のご参加も歓迎いたします。
13:00〜 開場
13:15〜 研究・実践発表
14:15〜 村川治彦氏ご講演
会費 6,480円 /非会員 7,560円 (消費税込み)
*会員の方向けの研究会ですが、会員ではない方のご参加もお受けしています。
ゆったりセラピーにご興味のある方、今回のテーマにご興味のある方は是非お越し下さい。
ご講演は、関西大学の村川治彦(むらかわはるひこ)先生をお招きしています。
「統合医療」とはどういうものなのか、米国における、90年代に起こった医療改革と、
統合医療の広がり、その推進力となったボディワーク<ソマティクスと位置づけられる>
の歴史的経緯をひもとき、「一人称の科学」の提唱の意味を解説します。
それらをもとに、これから進むであろう、日本における医療改革の方向性について
お聞きするとともに、
「触れる・触れられること」が医療の中でどういう貢献ができるのか、あるいはするべきか、
そしてそこで”ゆったりセラピスト”がどんな役割を果たせるのか、また果たすべきなのか、
考察します。
村川治彦先生プロフィール 関西大学人間健康学部教授
東京大学文学部宗教学宗教史学科卒業。
カリフォルニア統合学大学院博士課程Integral Studies修了
カリフォルニア統合学大学院修士課程East-West Psychology修了。
「一人称の科学」をテーマに東西の身体技法を新たな知の在り方に結び付ける研究に従事。
日本トランスパーソナル心理学/精神医学会会長。
論文
「一隅を照らす光を集める —-オウム事件以後の一人称の
「からだ」の探求に
人間性心理学は何ができるかを問う。
心療内科医の研究団体、<身>の医療研究会の事務局を務める。